ELEGANT VOICEとは、鹿児島にてミックスボイスをはじめ、「高音」に特化した発声技術を指導している、ボイトレ専門教室です。
科学的根拠に基づいた世界二大ボイトレ・メソッドを駆使したレッスンが、最大の特徴と言えます。
指導者は、鹿児島初のSVCライセンスを取得した公認ボーカルコーチ「エレ様」です。
2023年6月25日に、H様 (20代 男性)の体験レッスンを致しました。
H様のカウンセリング
H様ですが、オンラインにて他のスクールでボイトレを受講された経験がお有りとのことで、体験レッスン実施前にご記入いただいたアンケートには、びっしりと歌に関する悩みが書いてありました。
それだけ歌に対するひた向きさを感じましたし、こういった真剣に歌と向き合っている方こそ、私は力になりたいと思っております。
H様のお悩みですが、下記のようなモノでした。
- 中音くらいから力みだす
- 地声が硬い
- 高音にいくにつれて喉に力が入り詰まる
- 逆に力を抜くと高音がすぐ抜ける
- 迫力がなく地声感がない
いかがですか?「ご自身の発声状態をしっかりと理解している」といった印象を持ちませんか?
Saucy Dogの楽曲が歌えるようになりたいとのことで、このような状態から、
※ミックスボイスを習得して、安定した高音を出して歌をもっと楽しみたい。
という目標を叶えるべく、実際に体験レッスンで発声状態を確認していきました。
体験レッスン内容
Mum(マンマンマン…)の発音を使って、発声の状態を見極めていきます。
H様の発声状態はフリップで、更に息漏れが多かったです。
H様に、ボイスタイプがフリップであることを伝えます。
地声から裏声にポッキリと折れてしまう状態です。安全性の面では裏声に力を逃がせている分、プルチェストと比べると幾分マシと言えますが、プルでも最終的には地声の限界に到達することでフリップします。
https://elegant-voice.com/method/
ご自身でも自覚があり、事前にF4辺りで裏返るとおっしゃていましたが、その通りでした。
ですが凄いのが、裏声はかなりの音域まで出ました!
これならミックスボイスさえ習得できれば、Saucy Dogの音域を歌うことはできます!
ということで、フリップ&息漏れ改善のレッスンをおこないました。
- リップロール
- Gの子音を一通り
- イ母音徹底のGee,Wee
※リップロールはやったことがあるとのことでしたが、やはりこの時点で唇の振動が大きい、つまり息を吐きすぎているので、唇の振動を小さく出来るように伝えました。
そこから息漏れ対策の定番、Gの子音で発声して貰いましたが、それでも息漏れの音が聴こえました。
H様はこれも自覚されていました、以前支持していた先生から指摘されていたようです。
ですが、Gee(ギー)の発音は息漏れせずに綺麗に発声できました。
その旨を伝えると、なんとこれも以前支持していた先生から言われていたとのことで驚きました。
いや、そこまで分かっていたならその先生、アセスメントのレベル高いですよ(笑)。
因みにH様がそのレッスンを辞められたのは、オンラインで音質が悪く、正しい発声が分からなかったとのことでした。
私が対面レッスンに拘っているのがそこです。
Weeの発音も息漏れせずに発声できたため、イ母音が得意であることが分かりました。
本人にその旨も伝え、自己練習では「イ母音だけでSaucy Dogの楽曲を歌う練習」をしてみるように提案して終わりました。
最後に「エレ様の歌を聴きたい」というH様のご希望で、私がVaundyの『怪獣の花唄』を歌いました。
「キツくはないのか?」と聞かれたので、「音域的に決して適正キーではない(明らかに高い)が、キツくはない」と答えてあげました。
ミックスボイスだと、適正キーでなくても歌うことは可能です。
ですが、「曲を表現する」という部分を考えると、適正キーの範囲内で歌うことをおススメします!
総括
H様はボイトレ経験者で、更にアセスメント能力の高いボイストレーナーに支持されいたようで、自身の問題点をしっかりと自覚されていました。
フリップ型&息漏れの多い状態でしたので、レッスンではその対策を行い、今後の自主練習に関するアドバイスをして終わりました。
裏声音域がかなり広く出せる為、目標にしているSaucy Dogの楽曲も、必ず歌えるようになる筈です。
もしもご入会して頂けたら、息を吐き切った状態での発声練習をさせたいなと考えています。