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ベルティングボイスの出し方(やり方)・練習法‐凄い日本人男性歌手も紹介‐

ベルティングの出し方・練習法。
この記事の執筆者

小久保よしあき氏(ボイトレエンタメユニットBRIDGE はる先生)からライセンスを付与された、SVC公認ボーカルコーチの“ボイトレ王子”こと、エレ様です。

SVCのライセンスを取得する際に、ウン十万円掛けて学んだ全知識、いやそれ以上の情報を、こうやってコラムとして無料での公開に踏み切りました!

鹿児島のハイブリッド型ボイトレ ELEGANT VOICE講師のエレ様。
SVC公認ボーカルコーチ エレ様

昨今の情報化社会において、ミックスボイスについての情報はたくさん出回っています。

既に私自身、ミックスボイスとは何者なのか、更にその練習法についての記事も執筆しております。

ですが、ベルティングについての情報はまだまだ少なく、特に練習法に言及した記事は全然ないと感じたので、私が執筆することに致しました。

目次

そもそもベルティングボイスとは?

ベルティング
甲状軟骨が後傾することで声帯が短縮され、分厚い状態でもある程度の高音を発声することが出来る技術。

甲状軟骨と輪状軟骨が、声帯を短縮するように縮まることで作られる声帯振動の状態。縮まる筋肉には諸説(輪状咽頭筋、甲状舌骨筋)あるが、声帯が声帯振動時に分厚く当たることは間違いない。

ベルティングは、「Estill voice training」という世界的なボイトレ団体を設立した、ジョー・エスティル氏が最初に提唱した発声法だと言われています。

Estill(エスティル)はEVTと略され、ハリウッド式メソッドの団体、SLSと対をなす団体として語られることが多いです。

エレ様

ミックスボイスのSLS、ベルティングのEVTと、「世界二大ボイトレ団体」として私は認識しています。

EVTエスティルボイストレーニングとは

EVTエスティルボイストレーニングとは、イタリア系アメリカ人ジョー・エスティル氏(1921~2010)が確立した、科学的なボイストレーニングメソッドです。

25年以上にわたる研究に基づいたメソッドは、今では世界中の舞台人から頼りにされています。EVTメソッドは、他の発声方法を否定するものではなく、「声のコントロールのためのフィギュア」と呼ばれる発声に関わる器官の働きとコントロール方法を学ぶものです。これらはEVT独自のもので、最新の研究でアップデートが続けられています。日常的なエクササイズを通して各器官のコントロール方法を学び、様々なジャンルやスタイルに対応する事が出来る、6種類のヴォイスクオリティーを習得する事も出来るようになります。
EVTは、1988年に確立され、現在ヨーロッパ、アメリカを中心に発展し、国際組織Estill Voice Internationalによって運営されています。 

https://www.inavoicestudio.com/info

ベルティングとミックスボイスの違いですが、「ミックスボイスは直接、声帯の筋肉をコントロールする」のに対して、Estill基準のベルティングは、あくまで「間接的に声帯を分厚く振動させる」ということです。

ベルティングボイスの原理・練習法

ではどうやったら、間接的に声帯を分厚く振動させることができるのでしょうか?

エレ様

その答えはズバリ、ハイラリンクスです!

ハイラリンクス
高いという意味のハイ、喉頭という意味のラリンクス、つまり喉頭(のど仏)が高い位置で歌っている状態。

ボイトレを勉強している人なら聞いたことがある言葉かもしれません、ハイラリンクス(通称:ハイラリ)。

エレ様

「ハイラリはダメ!」って言う人がいますが、勝手にハイラリになってしまう状態がダメなのであって、意図してハイラリにするならOKです!

上記の画像で説明した通り、ベルティングの原理としては「甲状軟骨が後傾することにより、声帯を短縮」します。

通常、甲状軟骨というのは、関節の構造上、前傾するようにしか出来ておりません。

エレ様

指の関節が逆側に曲がることを想像してみてください…痛々しいですよね。

ですので、甲状軟骨を後傾させるというのは、人体の構造的には無理をさせるような動きとなります。

実際には後傾までは行かず、甲状軟骨と輪状軟骨が、まっすぐ垂直になる程度(少なくとも前傾はさせない)なのかもしれません。

この状態を作るためには、先ほど説明した通りハイラリンクス、喉頭(のど仏)をできるだけ目一杯、高く上げる必要があるのです。

エレ様

ものまねタレントの青木隆治さんは、のど仏を自由に動かせることで有名です。それであの「七色の声」を操るわけですね。

声を出さないでも出来るので、喉頭(のど仏)を上げたり下げたり、自由に動かせるように練習してみて下さい。

顎でサポート!ベルティングが凄い男性歌手‐吉田広大‐

因みに、顎を上げることで、この甲状軟骨が後傾(垂直になる)する動きをサポートすることが出来ます。

ボイトレをかじったことがある人なら、顎は上げるな(下げろ)と言われた経験があるかもしれません。

ですが、ベルティングのようにパワフルな発声においては、むしろ逆だということです。

エレ様

実際、私の師匠であるEstillのIVANA氏からは、顎を上げるように指導を受けました。

Naoko Iba (IVANA)

2014年にはボストンバークリー音楽院に留学、エスティルボイストレーニングに出会い、コンテンポラリー歌唱を本格的に学ぶ。帰国後は、都内のバーにてジャズ、ブラジル音楽のライブ活動を行う。

講師としては音楽プロダクションでの講師、音楽教室講師等を経験。

2015年よりYoutube声の筋トレ!GOLD VOICE GYMボイストレーニング動画をアップしている。

2017年よりタイ・バンコク在住。

2017年科学的ボイストレーニングメソッドであるEstillのCFP(Certificate of Figure Proficiency)、Naomi Eyers, Francesco Mecorioの指導の元2023年EMT(Estill Master Trainer)資格を取得。

2022年EssentialVoiceJapanを立ち上げ、声に関する各種講座を企画・運営している。

https://naokoibavoice.art/sitemap/

ここで実際に、ベルティングが凄いシンガー、吉田広大さんの動画を見てみましょう。

カラオケバトルでお馴染みの、超実力派シンガーである吉田広大さんですが、サビでの顔の動きに注目してみてください。

1:15~「きっと何年たっても こうしてかわらぬ気持ちで」の部分、パワーを入れたい箇所で、顎を上げているのが確認できますよね?

このように、顎を上げることでも、甲状軟骨が後傾(垂直になる)する動きを生み出すことが出来るわけですね!

ベルティングボイスの注意点

ベルティングは、確かにパワフルで迫力があり、とても格好いい発声法です。

ですが、声帯が分厚い状態で接触する為、ミックスボイスと比べると、遥かに負担が大きいです。

特に、高音域をベルティングで歌う場合は、健康的なリスクを考慮して、慎重に行う必要があります。

安全性の確保という点においては、先にミックスボイスを習得してから、ベルティングへ挑戦することをおススメしております。

また、広い音域をカバーできるミックスボイスと比べると、どうしても音域で劣ります。

そもそも論ですが、ベルティングは、向き不向きの個人差が激しい発声法でもあります。

エレ様

「声帯が短い人」程、向いています。

声帯を分厚く使う為、ビブラート等の細かい、「テクニカルな歌唱に不向き」といったデメリットも御座います。

最終的には、ミックスボイスとベルティング、どちらの歌唱が自身には向いているのか?といった、見極めが必要になるかもしれません。

まとめ

まだまだ謎多きベルティングについて、解説してみました。

ベルティングは、甲状軟骨が後傾することで、声帯が分厚い状態で間接的に短くなることにより発声できます。

ベルティングの練習=ハイラリンクスの練習と言っても、過言ではありません。

地味ですが、喉頭を上げたり下げたり、自由に動かせるように練習してみてください。

#ボイトレ #ボイストレーニング #ベルティング

エレ様(ボイトレ王子)@鹿児島ボイストレーナー
SVC公認ボーカルコーチ
1987年6月9日生まれ、本名は石井 竜(イシイ リュウ)。
“ボイトレ王子”の異名を持つ、鹿児島初のSVC公認ボーカルコーチ。
【鹿児島のハイブリッド型ボイトレ ELEGANT VOICE】を運営。

「ハリウッド式ボイトレメソッド」を軸に、科学的根拠に基づいた発声指導を行っている、発声のエキスパート。

かつて自身がボイトレ難民だった経験から、クラシカルなボイトレ業界に科学的知識を持ち込むことで、ボイトレ業界の発展に貢献している。

‐受賞歴‐
2017年 TOP IN TOWN 優勝
2018年 ジェネステ 決勝進出
2019年 ジェネステ 決勝進出
2019年 日本カラオケボックス大賞 城山ストアー賞(3位入賞)
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