ELEGANT VOICEとは、鹿児島にてミックスボイスをはじめ、「高音」に特化した発声技術を指導している、ボイトレ専門教室です。
科学的根拠に基づいた世界二大ボイトレ・メソッドを駆使したレッスンが、最大の特徴と言えます。
指導者は、鹿児島初のSVCライセンスを取得した公認ボーカルコーチ「エレ様」です。
2024年7月11日、よし様 (20代 男性)の体験レッスンを実施させて頂きました。
よし様のカウンセリング内容
よし様ですが、歌の後半まで体力が持たないので、高音専門ボイトレの『ELEGANT VOICE‐鹿児島のハイブリッド型ボイトレ‐』の体験レッスンへお申込みいただいたとのことでした。
Mrs. GREEN APPLEの曲(特にケセラセラ)を歌いこなしたいという目標でしたので、いかんせんキーが高いです。
ハイトーンは当スクールが専門としている所ですので、技術的な指導はもちろん大得意です。
技術的には※シンガーズフォルマントを獲得しましょうというお話です。
但し注意点としては、ハイトーンの技術は訓練で習得できますが、Mrs. GREEN APPLEの音域を歌えるポテンシャルが声帯に備わっているかは別問題です。
理論上は、裏声で出せる最高音はミックスボイスの声帯振動で発声できる筈なのです。
ですが、そもそも裏声の音域が歌いたい曲の最高音に届かなければ、発声のしようが無いわけですね。
ってことで、ボイスタイプの判断は勿論のこと、音域のチェックも行いましたのでレポートしていきます。
体験レッスンの内容
Mum(マン)の発音×5トーンスケールでアセスメントさせて頂いた結果、アンケートの回答からも予想していた通りのプルチェスト型でした。
地声を無理やり張り上げて発声している、とても危険な状態です。音程はフラット(下がる)傾向にあり、声帯にかかる負担も大きく、いかんせん歌っていて苦しい、ポリープや声帯結節といった故障のリスクも高まります。
https://elegant-voice.com/method/
歌の後半まで体力が持たないということは、無理して高音を発声している証拠です。
よし様の場合、低音域からやや声量が大きいかな?という感じでしたので、その勢いのまま地声を持ち上げてしまうわけですね。
また、音域的には高音がG5まで裏声で出せたので、ミックスボイスを獲得できれば理論上はケセラセラがギリギリ歌える筈です。
因みに私の高音域もよし様と同じくらいです。
その結果、ギリギリではありますがなんとか歌うことが出来たので、よし様も頑張ってミックスボイス、シンガーズフォルマントを習得すれば歌える筈という旨を伝えさせて頂きました!
毎度おなじみですが、先ずは様子見のNay(ネイ)×オクターブスケールのエクササイズを処方しました結果、これだけで大分プルが軽減されました。
そこですかさずFunny Nay(潰したようなアニメ声のネイ)に変えるも、Funnyの発声自体が難しかったようで、余りハマりませんでした。
口の開け方と発声状態は関連性がありますから、口角を押さえて強制的に叫べなくしたわけです。
試しに手の補助を外してNayを発声して貰っても、しっかりとミックスに入ることが出来ました!
最後に、発音をGay(ゲイ)に変えてみましたが、これでも問題なくミックスの入れていました。
たった1回のNayエクササイズだけでミックスボイスに成るなんて…凄い才能だ。
総括
よし様のボイスタイプは、アンケート結果からの予想通りプルチェストでした。
取り敢えず万能エクササイズのNay(ねい)を処方した結果、ハマることが解ったので、徹底的にNayの派生形で攻めてみました。
その結果、1回のレッスンでミックスボイスを発声することが出来てしまいました!おめでとうございます。
このように1回でミックスボイスの感覚を掴む方もいるので、是非とも先ずは体験レッスンへ足をお運びください。