ELEGANT VOICEとは、鹿児島にてミックスボイスをはじめ、「高音」に特化した発声技術を指導している、ボイトレ専門教室です。
科学的根拠に基づいた世界二大ボイトレ・メソッドを駆使したレッスンが、最大の特徴と言えます。
指導者は、鹿児島初のSVCライセンスを取得した公認ボーカルコーチ「エレ様」です。

2025年4月19日、Mao様(10代 女性)の体験レッスンを実施させて頂きました。
年度初めですので新しいことにチャレンジされる方が多いのか、学生さんを中心に体験レッスンのお申し込みも増えております!

有難い話です!
Mao様のカウンセリング内容
悩みとしては、「高音で音程が安定しない」ということです。
詳しく話を伺ってみると、基礎練習はあまりやらないようで、楽曲練習が中心とのこと。

発声を聴く前の私の予想としては、「きっと声を張りすぎなのだろう」と思ったのですが、果たして実際はどうだったのでしょうか?
今回も徹底的にレポートしていきます!
体験レッスンの内容
Mum(マン)の発音×5トーンスケールでアセスメントさせて頂いた結果、ボイスタイプとしては「私の予想に反して」ライトチェスト型でした。

地声をほとんど使えていない、低音域でも裏声の筋肉が優勢に働いた声がスカスカな状態です。音程は上ずる傾向にあり、日常生活でも極端に声が小さく聞き返されることが多い人や、声楽・合唱でのソプラノ経験者にも多々見受けられます。
ご本人様にフリップである旨を説明させて頂きました。
女性の一般的な低音域であるF3から発声をスタートさせたのですが、チェスト(地声)が軽い為、低音であるにも関わらず発声することが出来ませんでした。
ですが、Mao様自身は地声が強いタイプだと思っていたとのことで、意外だったようです。
このように、自分で思っているボイスタイプと実際には違うという場合も珍しくないので、こうやってプロの意見を聞きに来て欲しいわけです!
手始めに、最も地声が入りやすい発音と音階の組み合わせであるGuh(ガッ)×5トーンスケールを処方しました。
そこで気になったのが「口の開け方が極端に小さい」点です…上の歯と下と歯の間に、ほとんど隙間がありません。

口の開け方と地声の強さは親和性があることが、科学的に解明されてます。
そこで強制的に口を開けさせるために、親指を噛んでもらった状態でGuhの発声をおこないました。

お母様も見学されていたのですが、これだけで最初より響きが出たことを理解して頂けました。
次に「あっかんべー」エクササイズです(笑)
参考に動画を添付しておきます。
舌を出して発声することで、力強いチェストボイスを開発することが出来るのです。
最後にグレイテスト・ショーマンの『THIS IS ME』を歌ってもらいましたが、やはり口の開け方が足りなかったので、今日やったエクササイズを家でも反復するようにお伝えしました。
総括
Mao様のボイスタイプですが、女性に多いライトチェスト型でした。
そこでライトチェスト対策のレッスンをさせて頂きましたが、一番気になったのは口の開け方が極端に小さいことでした。
口を大きく開けて歌うことに少し抵抗があるようでしたが、彼女はどちらかというと海外のディーバのように口を大きく開けてパワフルに歌うスタイルが合うと思いました。