ELEGANT VOICEとは、鹿児島にてミックスボイスをはじめ、「高音」に特化した発声技術を指導している、ボイトレ専門教室です。
科学的根拠に基づいた世界二大ボイトレ・メソッドを駆使したレッスンが、最大の特徴と言えます。
指導者は、鹿児島初のSVCライセンスを取得した公認ボーカルコーチ「エレ様」です。
2024年6月17日、Miii様 (40代 女性)の体験レッスンを実施させて頂きました。
Miii様のカウンセリング内容
Miii様がボイトレを受けたいと思われたのは、「この人の歌い方、何か普通の人と違う!」と、思われるような歌声を手に入れたいとのことでした。
これぞ正にELEGANT VOICEの真骨頂、『シンガーズフォルマント』の指導ができますからね!
「MISIAが歌えるようになりたい」ということでしたが、MISIAなんてそれこそシンガーズフォルマントの代表格です。
そんなMiii様の発声は現状どのような状態だったのか?その内容をレポートしていきます。
体験レッスンの内容
Mum(マン)の発音×5トーンスケールでアセスメントさせて頂いた結果、息漏れの多いミックス型でした。
地声から裏声の音域までトーンの解離がなく、一本に繋がった状態です。裏声もいわゆるファルセット(芯のない裏声)ではなく、ヘッドボイス(芯のある裏声)と繋がるため実用的です。声帯への負担も少ないので、声枯れや故障のリスクも軽減できます。
Miii様の発声状態ですが、完ぺきなバランスとまでは言えないものの、ちゃんとミックスに入れていました。
ですが、声門の閉鎖が弱く、また吐く息の量も多い為、大量の息が漏れてしまい、声にエネルギーがない状態でした。
大きな問題点が息漏れだけですので、そこにフォカスを当てたレッスンをおこないました。
ミックス型なので、いきなり最もHardな発音であるGuh(ガッ)の5トーンで発声をして貰いました。
それを受けスケールを1オクターブスケールに変更すると、声門が開いて息が漏れてしまいました。
息が漏れる場合の大きな原因は二つあります。
- 声門の閉鎖が弱い
- 吐く息の量が多い
Miii様の場合、呼吸が原因で息漏れにつながっている節もありましたので、歌における「腹式呼吸は悪である」というお話から、そもそも沢山の空気を取り込まないように注意をさせて頂きました。
オクターブリピートスケールでもミックスを保てることを確認した上で、GuhからMumに途中で変化させるエクササイズを処方したところ、なんとMumでも息漏れの少ないミックスで発声できていました!
たった1回でここまで上達できるなんて、凄い能力だなぁ…。
総括
Miii様のボイスタイプは、息漏れの多いミックス型でした。
女性に多いボイスタイプで、このタイプは息漏れが改善されるだけで一気に歌声が激変します。
発音はGuh(ガッ)しか使っていないので、自主練でもGuhで発声して頂くようにお伝えさせて頂きました。