ELEGANT VOICEとは、鹿児島にてミックスボイスをはじめ、「高音」に特化した発声技術を指導している、ボイトレ専門教室です。
科学的根拠に基づいた世界二大ボイトレ・メソッドを駆使したレッスンが、最大の特徴と言えます。
指導者は、鹿児島初のSVCライセンスを取得した公認ボーカルコーチ「エレ様」です。
2024年8月12日、asdfghjkl様 (20代 女性)の体験レッスンを実施させて頂きました。
asdfghjkl様のカウンセリング内容
asdfghjkl様ですが、「声量が無いのが悩み」とのことでした。
先ず大前提として、声量のお悩みは大きく分けると2種類あります。
- 声がライト(軽)すぎて、本当に極端に声量が無いパターン。
- 実は悩むほどでは無いのだが、声量が無いと本人が気にしているパターン。
「そもそも日本人は、声量の感覚がバグっている」という話は、私のボイトレコラムでちょいちょいお話してきました。
マイケル・ジャクソンやマドンナを指導した全米No.1のボイストレーナーであるセス・リッグス氏は、日本人のシンガー達に対してある苦言を呈したそうです。
「日本人は何でみんなあんなに叫ぶのかね?」
https://truevoiceoffice.com/hightonevoice-hint1/
意訳すると、「喋る時と同じようにリラックスした状態・声量で歌いましょう」といった感じです。
ですので、結構な割合でいらっしゃるのが、よくよく歌を聴いてみると声量には全く問題がないのに、ご本人様は悩まれている…というパターンです。
では果たして、asdfghjkl様はどちらのパターンに該当したのか?ここからは実際にレッスン内容をレポートしていきます!
体験レッスンの内容
先ずは声量の前に、ボイスタイプの診断です。
Mum(マン)の発音×5トーンスケールでアセスメントさせて頂いた結果、アンケートの回答から予想していた結果とは裏腹に、ミックス型でした。
地声から裏声の音域までトーンの解離がなく、一本に繋がった状態です。裏声もいわゆるファルセット(芯のない裏声)ではなく、ヘッドボイス(芯のある裏声)と繋がるため実用的です。声帯への負担も少ないので、声枯れや故障のリスクも軽減できます。
https://elegant-voice.com/method/
しかも、やや薄いな~といった印象を抱くこともなく、しっかりとミックスです。
念の為に1オクターブスケールでもアセスメントさせて頂きましたが、間違いなくミックスボイスです。
asdfghjkl様曰く、「発声していてちょっと苦しさも感じる」とのことでしたが、私が聴いている限りでは綺麗にミックスに入れているので、そこまでナーバスに気にする必要な無いと判断しました。
とは言え、ご本人様の体感が最も正確でもあるので、声帯にややプレッシャーを感じているのであれば、より声帯を薄く使った健康的なミックスボイスへチューニングしていくレッスンを行う旨をお伝えしました。
また、声量に関しましても、ご本人様が気にされているほどの問題は無く、しっかりと耳に届く声量のミックスボイスで発声することが出来ていることをお伝えしました。
先ずはWee(ウィー)の発音×オクターブスケールを処方しました。
すると、なんということでしょう!既に所々で※シンガーズフォルマントが鳴っているではありませんか!
この反応を受けて、同時進行でシンガーズフォルマントも今より鳴るようなレッスン内容にしました!
Nay(ネイ)×オクターブスケール、更にはそこから…
バックアンドフォーススケールでNayからGay(ゲイ)→NayからMy(マイ)→NayからMum(マン)と発展。
これが科学の力、ハリウッドの実力なのですよ!
asdfghjkl様はミックス型でしたので、実際に曲を歌ってもらいました。
歌って頂いた曲は、カラオケで高音がキツいと感じるというジェニーハイの曲です。
やはり、私が聴いた限りだと綺麗にミックスボイスに移行できており、それほど大きな問題点は見当たりませんでした。
もしかしたら、カラオケボックスだともっと力が入ってしまうのかもしれません。
マイクを使うと感覚も変わり、力んでしまうのはあるあるですから。
次回は是非、カラオケボックスでレッスンさせて頂きたいなと思いました。
総括
asdfghjkl様のボイスタイプですが、最初からミックス型でした。
また、ご本人様が悩まれていた声量に関しても、全く気にする必要がないレベルでしたので、自信をもって頂きたいです。
ですが、レッスンによりもっと健康的で美しいミックスボイスへと変化していきましたし、シンガーズフォルマントも鳴るようになっていきました!