ELEGANT VOICEとは、鹿児島にてミックスボイスをはじめ、「高音」に特化した発声技術を指導している、ボイトレ専門教室です。
科学的根拠に基づいた世界二大ボイトレ・メソッドを駆使したレッスンが、最大の特徴と言えます。
指導者は、鹿児島初のSVCライセンスを取得した公認ボーカルコーチ「エレ様」です。

2024年2月14日、まりにゃん様 (30代 女性)の体験レッスンをさせて頂きました。
まりにゃん様のカウンセリング
本人が悩みとして抱えていたのは、下記の通りです。
- 声が通らない
- 音程が不安定になる時がある
- 笑い声や話す声は大きいのに歌うと小さくなる
まりにゃん様の歌は、事前にカラオケ居酒屋で聴いていたので、大体の発声状態はコチラも把握していました。
正に本人が自覚している通り、一番の問題点は「笑い声や話す声は大きいのに、歌声になるとマイク乗りが悪く、通らない」という症状。
こういう方は、日頃からミックスボイスのトーンに対する憧れを抱いている分、上達も早いと思います!
体験レッスンの内容
まりにゃん様は、確かに声の通りがあまりよく無いですが、それは声門の閉鎖が極端に弱いことが主たる要因で、発声バランス的にはミックスされた状態でしたので、閉鎖が弱いミックス型と判断しました。

地声から裏声の音域までトーンの解離がなく、一本に繋がった状態です。裏声もいわゆるファルセット(芯のない裏声)ではなく、ヘッドボイス(芯のある裏声)と繋がるため実用的です。声帯への負担も少ないので、声枯れや故障のリスクも軽減できます。
決して声が小さいわけでは無く、効率よく歌声に変換されていないのですね。
声の入力レベルに問題は無いが、出力レベルで急激に劣化しているような状態です。
オクターブスケールを試すと一気にトップノートでエネルギーダウンしたので、5トーンの一本で突き通すことに決めました。
5トーンのNay(ネェイ)だと閉鎖が緩んだので、Gee(ギー)→Gay(ゲェイ)→My(マイ)と展開してみました。
ロジックを解説すると、Gの子音は声門の閉鎖をサポートしてくれて、「エ・イ」の母音はフロントバウル(前舌)なので、声の通りを良くしてくれます。
これがパーツアプローチってやつです、ハイブリッドレッスンですね!
最後にもう一度、Guh(ガッ)からMum(マン)で終了しました。
まりにゃん様は全体を通して、Guh(ガッ)が圧倒的にハマりましたね。
まりにゃん様は、椎名林檎のギブスが歌えるようになりたいとの希望でしたが、講師の私が十八番の曲であることを伝えると、是非とも歌って欲しいとリクエストを受けました。
喜んでいただけたようで、幸いです。
総括
まりにゃん様の発声状態は、声門閉鎖の弱いミックス型でした。
閉鎖を強めるエクササイズを中心に処方しましたが、圧倒的にGuh(ガッ)の発音がハマりました。
実際の曲を歌う際も、歌詞を全てGuh(ガッ)に変えて歌う練習をしてみるといいと思います!