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李庸學「ミックスボスは声区(ミックスレジスタ)、誰でも出せる」②‐声帯振動編‐

李庸學(りようがく)先生のアイキャッチその②。
この記事の執筆者

小久保よしあき氏(ボイトレエンタメユニットBRIDGE はる先生)からライセンスを付与された、SVC公認ボーカルコーチの“ボイトレ王子”こと、エレ様です。

SVCのライセンスを取得する際に、ウン十万円掛けて学んだ全知識、いやそれ以上の情報を、こうやってコラムとして無料での公開に踏み切りました!

鹿児島のハイブリッド型ボイトレ ELEGANT VOICE講師のエレ様。
SVC公認ボーカルコーチ エレ様

こちらの記事は、【「ミックスボスは声区、誰でも出せる」①】というタイトル記事の続きとなっております。

まだ上記添付の記事をお読みになられていない方は、エピソード①から読み進めた方が、話の流れが理解できるかと思いますが、ことの経緯を簡単に説明すると下記の通り(エピソード①からの抜粋)です。

この記事ですが、「にだいめも歌いましょう」というブログを運営する、夏夫ハチさんが執筆した記事『kissmusicを論破!?』に対する、アンサー記事となっております。

https://elegant-voice.com/science-medicine

ことの発端は、私が執筆した下記添付の記事(KISS MUSICを論破)を読んだ夏夫ハチさんが、私の記事に対して「事実無根だ!」と、ご立腹な様子で反論記事を公開したという流れです。

https://elegant-voice.com/science-medicine

記事の概要としては、「メジャーアーティストはミックスボイスで歌っていない」と主張するKISS MUSICに対して、「ミックスボイス歌唱を公言している歌手の意見は無視ですか?」というもの。

https://elegant-voice.com/science-medicine
目次

そもそも「ミックスボイスの定義」が違ってはいけない

夏夫ハチさんの主張。
「次にその根拠が書かれていました。

「声帯形状が平行に振動する状態が、いわゆるミックスボイスである」と、2014年にインゴ・ティッエ博士が発表しています。
その定義なんですね。Dr.Hと定義が違います。」
https://ameblo.jp/natsuo8chan/entry-12822891915.html

李先生はボイストレーニングの在り方、ひいてはミックスボイスについて、「特に日本では、ミックスボイスについて様々な情報が溢れており、エビデンスが無いものが多い」と警鐘を鳴らしております。

逆に言えば、KISS MUSICのように、独自に定めているミックスボイスの定義など、「エビデンスが無いものは信用しないでください。」と注意喚起しているわけです。

李先生は、「ミックボイスとは声区(ミックスレジスタ)であり、それ以上でも以下でもない」と断言されています。

Dr.Hが面白い例え話をされていたので、紹介します。「ラーメンを注文したのに、出てきたのがキツネうどんだったら…これ違うんだけどって返しませんか?」と。確かにそうです。

ですがもし逆に店員さんから、「いえいえ、これ(世間的にキツネうどんと認知されているもの)を当店ではラーメンと定義しています!」って切り返されたら、納得いきますか?

つまり、既に結論が付いているものに、「定義が違う」という主張は、暴論なのです。

ミックスボイスの「定義が違う」なんて言葉で濁す人間が一定数いるので、「声区(ミックスレジスタ)」以外の定義主張にはエビデンスが無いから注意してってことです。

エレ様

実は「ミックスボイスの定義」を踏まえた上で、かなり猛省していることがあります。

それは下記添付記事内の、オーイシマサヨシが定めるミックスボイスの定義に関しまして、「声区&ミックスレジスタを指している」と、私の「過大解釈」があったかもしれないという点です。

エレ様

自分自身で「定義が違ってはいけない」と主張しておきながら、過大解釈してしまうと、主張がブレてしまいますよね…。

エレ様

(※)現時点で、記事を一部修正いたしました、これに関しましては誠に申し訳ございませんでした。

内視鏡では絶対に声帯振動を確認できない

夏夫ハチさんの主張。
「(YouTubeで内視鏡の映像を確認した上で)たしかに、ミックスボイスを出している時は整体がまっすぐになったように見えますね。」
https://ameblo.jp/natsuo8chan/entry-12822891915.html

あのですねぇ…声帯振動というのは、声帯を真正面から見た場合のお話です。夏夫ハチさんが添付した真上からの映像で確認できるのは、「声門の閉鎖のみ」であり、そもそも通常の内視鏡では、声帯振動までは確認できないのです。私が添付した声帯の図をご覧ください。左が声帯を正面から見た図、右が声帯を真上から見た図です。声帯振動が確認できる図は、左側ということです。

エピソード①で説明した通り、世界で初めてミックスボイスの声帯振動を視認できる状態で撮影されたのが、李先生です。

李庸學氏のX(旧Twitter)より、執筆した論文が「JOURNAL OF VOICE」に掲載されてことを喜ぶコメント。

この快挙に最も貢献したと言っても過言ではないであろう功績が、何を隠そう、世界で初めて「ミックスボイスの声帯振動の高速度デジタル撮像に成功」したという事実でしょう。

2014年時点では、ミックスボイスの声帯振動の発見は有れど(詳しくは後述する)、2021年に至るまで、その映像は存在しなかったわけです。また、李先生の研究により、ミックスボイスのメカニズムが多角的に解明されたのです。

エレ様

仮に内視鏡で撮影できたとて、1秒間に数百回〜数千回も振動する中で声帯形状を目で追えるわけないよね…。

エレ様

そもそも論だけど、内視鏡で確認できるようなレベルなら、2014年以前に、とっくにミックスレジスタが発見されてるでしょ…。

「ミックスボスは声区(ミックスレジスタ)、誰でも出せる」

夏夫ハチさんの主張。
「ただ、ここで注意したいのが、インゴ・ティッエ博士はボイストレーナーではありません。

つまり、ミックスボイスを出している時の整体を観察して整体形状が平行に振動ギザギザしているのを発見しただけであり、整体形状を平行に振動ギザギザさせるとミックスボイスが出ますよ。とは言ってません。

言い換えると、ミックスボイスを出した人の整体を見てみると、たまたま、平行に振動ギザギザしているのを観察できただけだ。ということです。

つまり、歌カラオケが上手くなりたい人にとってはほとんど役に立たない知識であり、「ふーん」で終わってしまいます。」
https://ameblo.jp/natsuo8chan/entry-12822891915.html
エレ様

上記のご指摘ですが、私のような凡人には、夏夫ハチさんの発言の真意が理解に至らない部分が多々ありまして…。

エレ様

よって、的外れな回答になるかもしれませんが…ご了承ください。

夏夫ハチさんの、「声帯形状を平行に振動させるとミックスボイスが出ますよ。とは言ってません。」との発言に関してですが…この解釈がなんとも私には…屁理屈に思えてしまいまして…。

そもそも凡人はですね、「ミックスボイスを発声している時の声帯が平行に振動していたのなら、その声帯振動を訓練により習得できたら、ミックスボイスを発声することができる」と、解釈するわけです。

では、天才である李先生は何とおしゃっているのでしょうか?「結論が出ています、ミックスボイス=声区(ミックスレジスタ)なので、誰でも出せます」です。

「結論が出てます。」
「ミックスボイス=声区。」
「誰でも出せます。」

夏夫ハチさんは、「インゴ・ティッツェがボイストレーナーでは無い」こともお気に召さないようですが、李先生は正真正銘のボイストレーナーでもあります。

確かにミックスボイスは厳密には声帯振動だが…

夏夫ハチさんの主張。
「発声技法というよりも声帯振動である為、オペラだろうがロックやポップスだろうが、同じベクトルで語ることが出来るというわけです。
 
そうそう。この論文(書籍?)からだと発声法というよりは、状態を指しているだけなんですよね。

ちなみに、Dr.Hはこの状態をハイトーンボイス(スティールボイス?)とかって呼んでいたっけ。

論破するのであれば、きちんと相手が書いた文を読みましょう。」
https://ameblo.jp/natsuo8chan/entry-12822891915.html
エレ様

ハイトーンボイス(スティールボイス)…?

ごめんなさい、夏夫ハチさん。これに関しては全く存じ上げないので、無知な私にどうか詳しくご教授いただけませんか?

ハイトーンボイス(スティールボイス)という発声状態は、どういった声帯振動パターンで説明がつきますか?

夏夫ハチさんの主張。
「また、この定義で使う場合、「ミックスボイスが出せるようになる」とか「ミックスボイスを使っている」とかいう表現はおかしいことになります。技法ではなく状態なので、「ミックスボイスになる」とかの表現が正しいです。

ということは、両者の表現をミックスさせるミックスボイスだけにと、「ハイトーンボイス(スティールボイス?)を使ってミックスボイスになる」と表現できちゃいます。」
https://ameblo.jp/natsuo8chan/entry-12822891915.html

実は今回、この記事で私が一番伝えたかったのが、ここの部分に関してでして。

確かに日本語の文法としては、間違ってますよね、ミックスボイスは声帯振動なのに「出せる」って。

でもね、確かに厳密に言うとそうなんですが、話の便宜上、「だせる」とか「発声できる」って言った方が伝わると思えば、そう表現することだって世の中にはたくさんあるわけです。

だって、ミックスレジスタの声帯振動パターンは、練習によって身に付くわけですから。

ということは、ミックスボイスは「厳密に言えば」声帯振動ではあるが、その声帯振動パターンは、練習により身につけることが可能なので、まるで技術かのような表記をしても「特段、差し支え無い」という意味で私は、「発声技法・出せる」と表現する場合があります。

エレ様

そもそも私の原文には、ちゃんと「厳密に言えば」と枕詞を付けているのですから、技術的な表現をしても「差し支えない」という意味だと普通は理解できます。

エレ様

Dr.Hが、「KISS MUSICはボイトレではなくBEAM」って言いながら、「世界初のポップス専門ボイトレ」って言うのと同じですよ。

エレ様

Dr.Hだって、便宜上「ボイトレという言葉を使わないと伝わらない」と、感じている証拠です。

ですが、夏夫ハチさんのこの部分に対するご指摘、「確かに私の説明不足で分かりづらかった」かなと、改めて読み返して私自身も反省しております…多少説明が不足してしまった感は否めません。

エレ様

この点に関しましても、記事を一部修正しております。

天才・李庸學氏の日本語は破断しているの!?

「結論が出てます。」
「ミックスボイス=声区。」
「誰でも出せます。」

それで言うと、李先生なんてもっと日本語の文法としては破断してしまっています、だって「声区なのに出せる」と表現されているので。

ですが、李先生も動画内でちゃんと「ミックスボイスは声区なので、それをテクニック(発声技法)かのように語るのは間違い」と、前置きをされています。

このことから李先生も、あえて便宜上、伝わりやすいように「誰でも出せます」と発言されていることが判りますね。

エレ様

そう考えると、日本語って本当に難しい…。

エレ様

李先生は、「ボイトレはスポーツ、声帯を使った発声というフィジカルを鍛えるモノ」だとも提言されています。

スポーツなので、練習すれば習得できます

歌手の自己申告なんて当てにならないって?

夏夫ハチさんの主張。
「次。ASKAさんがミックスボイスで歌ってカラオケいると言ったって話。

ボイトレを受けていないのであれば、本当にそれがミックスボイスなのかは疑う余地があります。ただ「ミックスボイス」とラベリングしただけかもしれません。

あれだよね。話は変わるけど、最近だと、少し熱が出ただけでコロナだって言うみたいな。

我々は医者じゃないので、診察してもらわないとコロナかどうかは分からないけど、なんか流行っているから、言葉だけ使っちゃう人、いますよね?

そんな感覚で大して知識もないのにミックスボイスだって言ったのではないかと。」
https://ameblo.jp/natsuo8chan/entry-12822891915.html
エレ様

この発言、KISS MUSICにそっくりそのままお返しします。

エレ様

以下、KISS MUSICのブログ記事、タイトルが『優里さんはミックスボイスで歌っていない』です。

こんにちは、トレーナーの佐藤です。
シンガーソングライターの優里さんが、ご自身のYouTubeでミックスボイスについて話している動画がありましたのでここでご紹介したいと思います。

https://kissmusic.net/%E5%84%AA%E9%87%8C%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AF%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%A7%E6%AD%8C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%84/

2:30〜 ミックスボイスって何?
2:47〜 俺はミックスボイスがなにか分からないから
2:56〜 地声と裏声の間をミックスボイスって言うんだろ?らしいよ、知らないけど。

19:01〜 俺は(ミックスボイスのこと)正直ぶっちゃけ全然分かんない。

20:37〜 ミックスボイスが今、大事と言われてる世の中だけど、ぶっちゃけ俺マジで分かんないし使えてないと思う。全部地声と裏声だけ。 

貴重なメジャーアーティストの声ですね。そもそも「次の音は高いからミックスボイスを使って歌おう」とは考えないはずです。
POPSにおいてはミックスボイスは必要ないので、ぜひ自分の『地声』を鍛えていきましょう!

https://kissmusic.net/%E5%84%AA%E9%87%8C%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AF%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%A7%E6%AD%8C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%84/

KISS MUSICさんこそ、優里の自己申告により「優里さんはミックスボイスで歌っていない」って断定されていらっしゃいます。

これ、ASKAの主張と何が違うのですか?「ボイトレを受けていないのであれば、本当にそれが地声であるか、疑う余地がある」ことになりますよね?

夏夫ハチさん、ELEGANT VOICEに対しては噛みつくのに、KISS MUSICに対してはおとなしいの、なあぜなあぜ?

エレ様

「他人に厳しく、身内に甘い」を絵に描いたような人ですね、夏夫ハチさん。

それに「歌手の自己申告なんて当てにならない」って言うのなら、一番悪いのはテレビ東京じゃないですか?

だってその理論で行くと、「全く根拠の無いASKAの自己申告を、何の裏取りもなく公共の電波に乗せて、さも事実かのように放送した」ってことでしょう?

我々みたいな凡人は、テレビのような大型メディアで放送された内容は、ちゃんと裏取があると信じて鵜呑みにしちゃいます。

まぁややこしいことに、私の見解でも「優里はミックスボイスで歌っていない」なんですがね…。

エピソード③へ続く…

今回の記事ですが、膨大なコンテンツボリュームとなっておりますので、エピソード①と②を同時公開。

更には、2023年12月9日追記にて、エピソード③まで公開しております。

エピソード③では、Dr.H執筆の著書【「頭式呼吸」共鳴ボイトレ法・ポップスと声優!ボイストレーニング誕生】のAmazonレビュー迄もご紹介させて頂きましたので、引き続きお楽しみいただけましたら幸いです。

#ボイトレ #ボイストレーニング #ミックスボイス #李庸學

エレ様(ボイトレ王子)@鹿児島ボイストレーナー
SVC公認ボーカルコーチ
1987年6月9日生まれ、本名は石井 竜(イシイ リュウ)。
“ボイトレ王子”の異名を持つ、鹿児島初のSVC公認ボーカルコーチ。
【鹿児島のハイブリッド型ボイトレ ELEGANT VOICE】を運営。

「ハリウッド式ボイトレメソッド」を軸に、科学的根拠に基づいた発声指導を行っている、発声のエキスパート。

かつて自身がボイトレ難民だった経験から、クラシカルなボイトレ業界に科学的知識を持ち込むことで、ボイトレ業界の発展に貢献している。

‐受賞歴‐
2017年 TOP IN TOWN 優勝
2018年 ジェネステ 決勝進出
2019年 ジェネステ 決勝進出
2019年 日本カラオケボックス大賞 城山ストアー賞(3位入賞)
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